こんにちわー、トラトラは国境が閉鎖されているとうことで、シドニーに滞在中のワーホリ、学生の方のビザ延長をメインにサポートを続けております。そんななか、オーストラリアのANU大学が、「Word of the Year=今年の単語」を発表しました。偶然ネットのニュースで見つけただけで、オーストラリアではそれほど大きなニュースではなかったです。日本の「今年の漢字」のような盛り上がりはありません。。。
そして、過去数年のオーストラリアの「Word of the Year」を調べて見ましたが、マニアック過ぎて、一般人のオーストラリア人の生活を反映している言葉ではないようなきがします。
目次
ANU大学が発表するオーストラリアの今年の単語一覧
一つでも分かる人はすごい!とおもいます。相当ニュースを毎日見ていないとわからないような単語ばかりです。単語の意味はわかってもどうしてその単語がその年のオーストラリアを代表するのかまで分かる人はすごい。
- 2020: iso
- 2019: voice
- 2018: Canberra bubble
- 2017: Kwaussie
- 2016: Democracy sausage
- 2015: Sharing economy
- 2014: shirtfront
- 2013: Bitcoin
2020年オーストラリアの今年の単語
- 2020: iso=self-isolation
これがword of the year の中では一番わかりやすいです。self-isolation=自己隔離。コロナの影響で自己隔離する生活が普通になってきた2020年でした。
2019年オーストラリアの今年の単語
- 2019: voice
オーストラリアの先住民族アボリジニの「議会への声」(Voice to Parliament)からこの言葉が選ばれています。先住民族のアボリジニは、平均余命、雇用率、学校教育、刑務所服役など不平等な扱いを受けていて、ここ数年voiceを通じて平等などを訴えています。2020年にもblack lifes matterなどを通じてアボリジニに対する差別の廃止を訴えています。ちなみに、2019年10月26日からエアーズロックの登山が全面禁止になりました。
2018年オーストラリアの今年の単語
- 2018: Canberra bubble
首都キャンベラだけで政治に関する話が盛り上がって、一般の人は政治のニュースに無関心である、という意味から来ています。
2017年オーストラリアの今年の単語
- 2017: Kwaussie
オーストラリアとニュージランドの2重国籍を持っているオーストラリアの政治家が問題となり、辞職に追い込まれた政治家もいます。当時の副総理も2重国籍が問題で辞職しました。オーストラリアの国会議員は法律で2重国籍を禁じています。ニュージーランド=KIWIとオーストラリアAUSSIE=Kwaussieという意味です。
2016年オーストラリアの今年の単語
- 2016: Democracy sausage
2016年はオーストラリアの選挙の年でした。特に2016年は、日本でいう、衆議院と参議院の両方の選挙が一気に行われました。オーストラリアでは投票当日に、投票所の前で「バーベキューソーセージ=パンにソーセージを挟んだもの」の販売をおこないます。選挙に振り回された1年という意味でしょうか。
2015年オーストラリアの今年の単語
- 2015: Sharing economy
シェアリングエコノミーという言葉がオーストラリアで流行り始めた年です。ウーバーがオーストラリアに参入することがきまり、タクシーの運転手たちが猛抗議を行ったり、シェアオフィス、クラウドファンディングなども徐々に流行りはじめました。
2014年オーストラリアの今年の単語
- 2014: shirtfront
当時のオーストラリアの首相、トニー アボット首相が、プーチン大統領に対してアグレッシブに対応したことをshirtfrontという言葉で表現したことで当時はニュースになりました。
2013年オーストラリアの今年の単語
- 2013: Bitcoin
これは説明がいらないとおもいますが、ビットコインの流通がスタートした年です。
オーストラリアの今年の単語 word of the year とは?
- ANU大学が毎年発表している、word of the year
大学のホームページでは以下のような説明があります。
“Each year the Centre, based at The Australian National University (ANU), picks a word or expression that has gained prominence in the national conversation in the last 12 months.”
簡単に訳すと、「その年にもっとも目立った言葉や表現」ということです。
逆に日本の「今年の漢字」は”その年の世相を表す字”ということですので、word of the year と同じようなものかなと思います。